期限は「事前申込」と「交付申請」の2つ

東京都の太陽光補助金(家庭における太陽光発電導入促進事業)は、契約前の「事前申込」と、工事・支払いのあとの「交付申請兼実績報告」の2段階で申請します。期限もそれぞれにあります。

令和8年度 家庭における太陽光発電導入促進事業の期限
手続き受付開始期限
事前申込2026年5月29日年度ごとに設定(令和7年度分は2026年3月31日17時で停止)
交付申請兼実績報告2026年6月30日事前申込受付日から1年以内と、2029年3月30日の早いほう

※同じ事業の蓄電池は、令和8年度の事前申込の受付期間を「2026年5月29日〜2027年3月31日17時」と手引きに明記しています。太陽光の事前申込の終了日は、2026年10月28日時点の太陽光のページでは示されていません。

事前申込は年度ごと:春の受付停止に注意

事前申込は年度ごとに受け付けています。令和7年度から令和8年度への切り替えでは、次のように事前申込を受け付けない期間がありました。

令和7年度から令和8年度への切り替え
時期事前申込交付申請兼実績報告
2026年3月31日 17時令和7年度分の受付を停止令和6・7年度分は継続して受付
2026年4月1日〜5月28日受付なし令和6・7年度分は継続して受付
2026年5月29日令和8年度分の受付を開始—
2026年6月30日—令和8年度分の受付を開始

助成の内容は、クール・ネット東京が事前申込を受け付けた日の年度のものが使われます。年度をまたぐと単価や条件が変わることがあるため、3月に契約を考えている人は、事前申込をどちらの年度で出すかを意識しましょう。

4〜6月の契約は特例で対象

春の受付停止のあいだに契約した人のために、毎年、特例が設けられています。交付要綱では、令和5年度から令和8年度まで同じ形の特例が続いています。

契約後でも事前申込を認める特例(交付要綱 第7条)
契約した日事前申込の受付期限対象になる事業
2023年4月1日〜6月30日2024年9月30日令和5年度事業
2024年4月1日〜6月30日2025年3月31日令和6年度事業
2025年4月1日〜6月30日2026年3月31日令和7年度事業
2026年4月1日〜6月30日2027年3月31日令和8年度事業

※特例を使えるのは、助成の要件を満たし、令和5〜7年度に事前申込をしていない人です。令和7年度の特例を使った人は、令和8年度の特例は使えません。2026年3月31日までに契約したものは令和8年度事業の対象外です。

予算がなくなるとどうなる?

太陽光・蓄電池・断熱改修などをまとめた「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」の予算は、令和8年度分で約1,012億円です。太陽光の交付要綱では、公社の予算の範囲内で交付・不交付を決めると定めています。

同じ事業の蓄電池の手引きは、さらに具体的に「予算の範囲を超えた日をもって申請の受付を停止し、その日に複数の申請があった場合は抽選を行う」と書いています。

予算に関する定め
資料書かれていること
太陽光の交付要綱 第16条書類審査や現地調査をもとに、公社の予算の範囲内で交付・不交付を決める
蓄電池の手引き予算の範囲を超えた日で受付を停止。同じ日に複数あれば、その日の申請の中で抽選

つまり、事前申込が受理されていても、交付申請の時点で予算がなければ助成は受けられません。工事と支払いが済んだら、1年の期限まで待たずに早めに交付申請を出すのが安全です。

予算の残りを確かめる手順

  1. クール・ネット東京「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」を開く。
  2. 「令和8年度 予算消化割合(概算値)」の欄で、「①家庭における太陽光発電導入促進事業」の項目を見る(2026年10月28日の確認時点では、グラフは準備中の表示)。
  3. 同じページの「お知らせ」で、受付停止や締切の告知が出ていないかを確認する。
  4. 令和8年度の太陽光のページで、手引きの最新版の日付を確認する。

急ぐべき人・急がなくてよい人

状況別の判断
いまの状況おすすめの動き理由
工事も支払いも済んでいるすぐ交付申請予算の範囲内での交付。待つ理由がない
事前申込から10か月以上たった工期を業者に確認1年を過ぎると事前申込は廃止。延長はできない
これから業者を探す見積 → 事前申込 → 契約の順に進める事前申込の前に契約すると対象外
年度末(3月)に契約したい事前申込の年度を意識する受付日の年度の内容が適用される

期限を落とさない申請の流れ

  1. 1

    見積を取る

    発電出力(kW)がわかる見積をもらいます。助成額の計算は東京都 太陽光発電の補助金の記事で確認できます。

  2. 2

    事前申込(ここから1年のカウント開始)

    受付通知メールのURLから開く確認画面の「事前申込受付日時」の日付が事前申込受付日です。この日から1年以内が交付申請の期限です。

    落とし穴 工事の予定が決まっていないうちに事前申込だけ急ぐと、1年の期限に追われます。

  3. 3

    契約・工事・支払い

    事前申込受付日以降に契約し、工事と支払いを済ませます。

    落とし穴 パネルや部材の納期で工事が遅れることがあります。契約時に工期を確認しましょう。

  4. 4

    交付申請兼実績報告

    支払いが済んだらすぐに出します。区の補助がある場合は、区の補助を受け取ってから出すよう案内されています。

    落とし穴 区の手続きに時間がかかる場合は、都の1年の期限との兼ね合いを先に確認します。

制度全体の金額と対象は東京都 太陽光発電の補助金(令和8年度)全体像、蓄電池は東京都 蓄電池の補助金(令和8年度)全体像にまとめています。

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